<合格報告>今日はシステムアーキテクトの合格発表日。
IPAのページで公開。
先日受験したボクの結果は、

午前II得点:80.00点
午後I得点:82点
午後II評価ランク:A
ということで合格だった。
やったね!
これで高度情報処理技術者試験は、
ITストラテジストに合格 →
システム監査技術者に合格 → システムアーキテクトに合格、と3連勝中だ。
調子いいね。
統計情報によれば今回のシステムアーキテクトの受験者は5,539名、合格者は703名、合格率は12.7%とのこと。
得点分布も公表されている。

ボクの得点はなかなかいいじゃないか。
合格率を計算してみると、午前IIは76.8%、午後Iは59.6%、午後IIは36.5%だね。
<勉強方法>軽くメモっておく。
参考書は
「情報処理教科書 システムアーキテクト 2017年版」を使った。
これは午後Iの記述式の過去問の解説と、午後IIの過去問の論文例がメイン。
午後Iについては、ひたすら量をこなして問題を解くことに慣れることが重要。
この教科書には過去問の解説が大量に掲載されているので、設問ごとに問題文のどこに着目すべきか探し出す能力を地道に向上させよう。
午後IIについては、出題のポイントを正確に把握すること、論文ネタをできるだけ多く用意しておくこと、見出し(骨子)を考えつく練習をすることが重要。
参考書には出題者の趣旨がどこにあるのか解説されているので、全て目を通しておく。問題文に記載されている例だけを取り上げるだけでは内容が薄くなることに毎年言及されているので、自分なりの具体的な事例を主張しないといけない。
論文ネタとして自分の経験が豊富にある場合は別にして、あまり経験がない場合は自分の頭の中だけで考えるだけでは不足。参考論文をたくさん読んで、頭の中にネタをインプットして自分なりの考えを作り出そう。
論文を書き出す練習ができればベスト。ただし無闇矢鱈と時間がかかるので、論文の見出しを頭のなかで考え出す練習をしておこう。ボクは朝のジョギング中に考えていた。
午後IIはネットで過去問を解いた。具体的には以下のいつものページ。
→
情報処理技術者試験の勉強をやり直し<論文対策>論文を書き始める前に、見出しを整理しておくべき。
見出しとは、章・項の名前とその大雑把な内容のこと。
見出しを整理しないまま論文を書き始めると、問われている内容とかけ離れた話題になってしまったり、書くべき事項を書き忘れてしまうおそれがあり、そうなったら合格は絶望的だからだ。
午後IIが始まったら20分ぐらいかけて見出しを作ることに集中する。
見出しを作ることが論文対策に最も重要だ。
ボクが本番で書いた論文について紹介する。
問2の「柔軟性をもたせた機能の設計について」を選択した。
実際にボクがメモ用紙に殴り書きした見出しを書いてみると…。
設備管理システム
1.対象業務概要・情シス・背景
(1)対象業務
P/S、設備台帳、点検計画・実績、修理計画点検
(2)システム
(1)の業務を一つのシステムで、外部へは会計システムへ
(3)背景
電力システム改革→分社化、発電と送配電(→直配部分)
2.柔軟性を持たせるための機能と設計、業務ルール
(1)設備台帳機能
・発と送の柔軟性のためフラグ追加、照会更新機能のアクセス権
・発電の電力部→変電電力部へ基本的に分ける、受託できるなら発電でも触れるように
(2)点検計画
・発と送で点検周期が変わる可能性、社内規則(保安規程)で変わる
・周期を変えられるパラメタを追加
3.絞込が適切と考えた理由
(1)設備台帳
・フラグ追加する対象の絞込→TrとCBと盤、水車・発は対象外
理由:制度設計WGで決まってきている←国の議論をウォッチしている
(2)点検計画
・CB・LSのみ周期対象→Trは状態監視に移行してきている、コスト、TBM→CBM
という感じ。
今書きだしてみると自分でもよく分からないぐらいのメモだけど、試験時は頭のなかにあるので、この程度のものでいい。
見出しを書いた後は、見出しに従って淡々と肉付けしていけば論文は完成する。
まあ、ボクの場合は論文を実際に書き出す練習を怠っていたので、最初に書きすぎてしまって残りを端折ってしまうというミスもあったりした。一度は論文を書き出してみることをオススメする。
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