BHR-4RVでPPPoE接続するためにかなり苦労したので、CTUとかの設定方法の記録・公開します。
Buffalo BHR-4RV(撮影:
SIGMA DP2)
背景(長くなるよ?読み飛ばしたい人はずーと下にある「本題」まで飛べ!)
以前の記事で紹介している通り、ボクはデジタル放送をまるごと録画できるPT1を導入しています。
PT1は、うまい具合に動作してくれていて、自動的に毎週BSハイビジョンのカードキャプターさくらがドンドン録画されているわけです。
まあ、カードキャプターに限ったものじゃあないですけど…。
ここから全くボク個人的な生活環境になるのですが、平日は富山でお仕事、週末は金沢の自宅に戻るという生活をしています。
そしてBSが受信できる環境は富山にはない(ベランダの向きが悪くアンテナを設置できない…)ので、金沢の自宅にPT1を設置しています。
なので週末に自宅に戻った際に、PT1で録画されているTSファイルを確認し、その場でエンコードしています。
ここで問題なのが、録画したTSファイルが多くなると、週末の実家での滞在時間のみではエンコード仕切れなくなる場合があります。
何しろ今のエンコード設定だと30分番組を6時間掛けてエンコードしていたりするし!
じゃあ、TSファイルを富山に持ち帰って、平日に十分時間を掛けてエンコードすりゃどうよ?ってことになりますが、さすがにTSファイルは巨大なので、ボクが持っているノートPCでは容量が足りなく、物理的に富山へ持ち帰ることが出来ません。
なので、平日富山にいるときに、金沢の自宅PCにアクセスしてエンコードをしたり、ファイルを金沢→富山にコピーしたり出来たらいいなあ、と思うわけです。
より一般的な書き方をすれば、
自宅のPCに、外部のPCからアクセスして、まるで自宅にいるかのように自宅PCを操りたい!!
ってことです。
でも、自宅PCを公開サーバにして常時立ち上げておくのは、なんだか難しそうだし、外部からの不法侵入が心配。
なにより、公開サーバとして常時PCの電源入れっぱなしにするのは電力の無駄に感じる。時代はエコだし。
必要なときに外部から自宅PCの電源をONに出来て、さくっとアクセスしたい。
問題点1:ネットワークからのPC電源ONまず、ネットワークからPCの電源を入れるのは、WOL(WakeOnLAN)という機能を使えば実現できます。
対象PCのIPアドレス、MACアドレスに向かって、マジックパケットを送信することで、電源が切れていたり休止状態のPCが起動するというものです。
WOLは最近のPCには普通についているので、簡単に解決できそうに思えますが、実はうまくいきません。
ためしに家庭内LANを持っている人は、WOLでのPC電源ONをやってみれば分かります。
対象のPCの電源を切った直後であれば、WOLでちゃんと電源が入ります。
でも、電源を切ってからしばらく時間が経った場合(10分ぐらい?)、マジックパケットを送信しても、PCは起きてくれません。
ルータ(DHCPサーバ)が各PCにIPアドレスを振り分けているのですが、通常のルータの場合では停止したPCのIPアドレスは開放、つまりなくしてしまうのです。
そのため、WOLで一生懸命起こそうとIPアドレスに向かってマジックパケットを送信しても、そんなIPアドレスを持ったPCは存在しないということで目的のPCにマジックパケットが届くことはなく、WOLによる電源ONが出来なくなるわけです。たぶん。
そんな感じで普通のルータではネットワーク経由での電源ONが出来ないという問題があります。
自宅にいる家族へ電話なりメールなりで電源ONしてもらうという、ある意味リモート操作なら出来ますが…。
問題点2:グローバルIPアドレスからPCへの接続うまい具合に電源問題を解決できたとして、次に問題になるのは自宅PCにグローバルIPを割り振らなきゃいけないところです。
ネットワーク経由でリモートデスクトップなり、VNCなりでリモート接続するためには、自宅PCがいったいどこに存在しているのかの情報が必要になります。
この情報がグローバルIPアドレスで、インターネット上でコンピュータを識別する世界に唯一つの番号となります。
自分のグローバルIPアドレスを調べるサイトはネット上にいっぱいあります。
例えばコレ↓(ググって一番最初に出たもの)
あなたのグローバルIPとホスト名を表示グローバルIPアドレスと似たようなものにローカルIPアドレスがありますが、これはルータ以下のLAN上に振り分けられるアドレスなので、インターネット上での識別には使えません。
コマンドプロンプトで「ipconfig」って打ち込んだら出てくる数字が、通常ローカルIPアドレスになります。
きっと、グローバルIPアドレスとは別の数字(大抵192.168.12.2とか)が出てくることでしょう。
実際にPCに割り振られているのはローカルIPアドレスなので、グローバルIPアドレスと自宅PCを結び付けるにはルータでうまい具合にアドレス変換するとかの処理が必要です。
うまく自宅PCを接続できても、VPNのために自宅PCをPPTPサーバとして立ち上げなきゃいけないとか…。
また、グローバルIPアドレスは固定IPアドレスサービスに加入していない場合には、接続する度に番号が変わる可能性があります。
LogMeInっていう無料サービスを使えば、サーバがどうのこうのっていう問題もなく、簡単に接続できるんですが、PCのパスワードをサイトに入力しなきゃいけないところが、少々不安。
っていうか、一旦LogMeInをインストールしちゃうと、まともにアンインストールできなくなります。
ボクが経験済みですよ。
システムの復元を使ってインストールしなかったことにする以外、元に戻すことが出来ませんでしたので、LogMeInを使おうと思っている人は注意だ!さらにボクのうちの環境では、回線がフレッツ・光プレミアムで、インターネットサービスプロバイダが朝日ネットで、設置されているCTU(加入者網終端装置)が事実上のルータになっていますが、VNCサーバの機能なんて当然ない。
解決策:ブロードバンドルータBHR-4RVを導入する最もクリティカルなのが、ネットワーク経由でPCの電源を入れることが出来ないという点について調べたところ、バッファローのBHR-4RVを使えばよいことが判明した。
参考:メーカページ(2009年12月30日追記)現在は
WHR-G301Nに変えました。無線LANの親機にもなる。それに安いし。
→「
Airstation WHR-G301NでPPPoEとかVPNサーバとか無線LAN11N 300Mbpsを設定した」参照
実はWOLで遠隔からのパソコンの電源を入れる方法については結構皆さん悩んでいるのですが、現実的な解決策としては、このBHR-4RVっていうルータを使う以外方法がないみたい。
でも最近インテルが遠隔電源ONの方法を頑張っているみたいなので、そのうち普通にできるようになるかも??
とりあえず、いつもどおりアマゾンで買ってきた。↓
BUFFALO BHR-4RV 7,800円ぐらい
ついでにこのBHR-4RVは、VPN(Virtual Private Network)接続するためのPPTPサーバの機能を持っているため、まさにリモート接続するためのブロードバンドルータなのです。
つーか、WOLが使える機械を探していたら、VPNが使えるBHR-4RVが見つかったので、せっかくだからVPNを使おうと思った次第です。
かなりマニアックなルータなんだけど、7,800円とは安いものですよ。
BHR-4RVを設置するときの問題んで、BHR-4RVを設置するわけですが、まずはボクんちのネットワーク構成を書いておく。
CTU - VoIP - ひかり電話
|
HUB - PC2
|
PC1
…あー、文字で図を表すのが難しいことが分かった。
HUBって書いたのはCTUにくっついているHUBのことです。
言葉で書いておくと、CTUのHUBからは、まずひかり電話とやらにつながるVoIPが接続されている。
CTUのHUBからは、まだ他にPC1とPC2が接続されている。
…本当は無線LANの親機が付いていたり、PC2って実はさらに単体のHUBの下にいくつか付いていたりするわけですが、めんどくさい。
んでBHR-4RVを入れるわけですが、ひかり電話があるせい(?)でCTUの替わりにBHR-4RVを入れるわけには行かない。
CTUの下にBHR-4RVを挿入するカンジにするしかない。
で、問題は、
バッファローのサポートページを見ると、VNCをしたい場合には、
1.CTUのルータ機能を切って、BHR-4RVのルータ機能ON+PPPoE設定
または
2.CTUのPPPoE無効+PPPoEブリッジ有効にして、BHR-4RVのルータ機能ON+PPPoE設定
にしろ、と書いてあるわけです。
ルータ機能をきるってどういうことけ?
DHCP機能を切るってこと?
→ひかり電話がついているとCTUのDHCPを切ることが出来ません。
アドレス変換しないってこと?
PPPoEってイーサネット上でインターネットサービスプロバイダへの接続認証するってことなんだと認識しています。
コレをBHR-4RVで設定すればよいのか?
んで、CTUでPPPoEブリッジ有効ってどういうことなの?
適当にBHR-4RVを入れてみたけど、赤いランプが点滅してエラーが発生しているんですが!!
一体全体どうすりゃいいのよ!?
…大変長くなりましたが、ここまでが背景です。
解決するのに土曜日を丸々使ってしまったので、備忘録として記載しておく!
疲れたので、富山のカシミールに行ってカレーを食う!!
…食べてきたので、続きを書く。
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本題結局、ボクはBHR-4RVでPPPoE接続することに成功したので、その方法を記載します。
CTUを使用している環境で、BHR-4RVを導入するために気をつけることを以下に示す。
できるだけ、やる順番に書いておく。
・CTUのDHCP機能は有効のまま。(設定は変えない)
・CTUのISP(インターネットサービスプロバイダ)への接続(PPPoE)は「切断」しておく。(切断した時点で、ネットにつながらなくなるので注意)
・CTUのPPPoE接続数を5つぐらいにしておく。
・CTUのLAN側に接続していたPCを、BHR-4RVのLAN側に接続しなおす。(まだBHR-4RVのWAN側は接続しない)
・CTUとVoIPの接続は変更しない。(VoIPをBHR-4RVに接続しなおさないということ)
・BHR-4RVのLAN側IPアドレスは、WAN側IPアドレスと違うものする(192.168.24.*と192.168.12.*など)。
・BHR-4RVのDHCP機能を有効にする。
・CTUのLAN側に、BHR-4RVのWAN側を接続する。
・BHR-4RVでISPへのPPPoEを設定する。
ってカンジでやればうまくいくよ!
まあ、せっかくだから、画面のハードコピーで順番に説明する。
CTUのDHCPサーバ機能は有効のままにしておく。
というよりも、ひかり電話があると、DHCP機能を無効にすることが出来ません。

たぶん下手なことすると電話が使えなくなるんだろうね。
でも、バッファローのサポートページだと、CTUのルータ機能を無効にしなきゃだめだ!なんて書いてあるので、CTUのDHCP機能を無効に出来ないという現実を知った瞬間から、ああーっ!!VPNが使えないんだー、なんて思ってました。
でも、結果大丈夫でしたよ!
あと、CTUのIPアドレスを控えておきましょう。
画面の場合は、192.168.24.1だ。
各自でアドレス変換などをCTUで設定している場合は、適当にメモっておきましょう。
CTUでPPPoEを切断しておく。

この画面の場合一番上の[asahi]って言うのが、ISP(インターネットサービスプロバイダ)の朝日ネットを示していまして、PPPoEが切断された状態です。
「接続」って書いてあるのは接続するためのボタンです。
下のほうにある「速度測定サイト」「フレッツ・スクエア」は全く使っていないので、いつでも切断中です。
切断した時点で、インターネットにつながらなくなりますが、「接続」を押せばまたつながります。
CTUでPPPoEブリッジ機能を有効にする。

PPPoE機能の使用を「しない」から「する」に変更して、「接続可能セッション数」を5にしておく。
うちはフレッツ光プレミアムで5つまで設定可能だった気がする。
契約内容によって設定できる数が違うみたいだけど、とりあえず「1」以上になっていれば、たぶんよい。
設定を変更した後は、トップ画面に戻って、「設定反映」を押さないと反映されません。
忘れちゃいけません。

CTUのLAN側に接続していたPCを、BHR-4RVのLAN側に接続しなおす。
このときBHR-4RVのWAN側にCTUはまだ接続しないこと。
CTU - VoIP - ひかり電話
|
HUB(CTU)
← 接続しない
BHR-4RV
|
HUB(BHR-4RV) - PC2
|
PC1
接続しちゃうと、もしかしたらBHR-4RVの本体のエラーランプが光っちゃうかもしれません!
あと、CTUに接続されているVoIPにつながるケーブルはそのままにしておきます。
接続替えしちゃうと、電話が使えなくなると思う。
BHR-4RVの設定画面へは、Webブラウザ(インターネットエクスプローラが無難)で192.168.12.1って打ち込めば入れます。
もし入れない場合には、PCのIPアドレスを192.168.12.2とか、手入力してから接続しましょう!
BHR-4RVのLAN側IPアドレスは、WAN側IPアドレスと違うものする(192.168.24.*と192.168.12.*など)。

なんか知らんが、CTUと3つ目の数字が同じだとうまくいかない。
とりあえずデフォルトでOKだと思う。
BHR-4RVのDHCP機能を有効にする。

デフォルトゲートウェイはBHR-4RVのIPアドレスにすること。
CTUにしたらだめみたい。
CTUのLAN側に、BHR-4RVのWAN側を接続する。
CTU - VoIP - ひかり電話
|
HUB(CTU)
|
BHR-4RV
|
HUB(BHR-4RV) - PC2
|
PC1
相変わらず分かりづらい模式図ですが、要するにBHR-4RVが、CTUとPCの間に挟まるように接続します。
BHR-4RVの本体の赤いエラーランプが点滅しなければよし。
点滅したら…、まあ、頑張ってください。
BHR-4RVでISPへのPPPoEを設定する。
トップ画面のFTTH(光ファイバ)っていうボタンから、インターネットサービスプロバイダからもらったログイン名とパスワードを入力して行きましょう!
…画面のハードコピーはとっていないので、自力で頑張ってください。
んで、接続中の画面。

接続に成功したらうれしいね。

ちなみにボクはこの画面に行くまでに、20時間かかりました…。
いや、ずっと作業していたわけじゃあなかったけど、大変でしたよ!
これで何とかBHR-4RVでインターネットサービスプロバイダへPPPoE接続することが出来るはずです。
要するに、インターネットにつながるってこと。
もっというと、BHR-4RVにグローバルIPアドレスが割り振られているはずです。
うまくいかない?
・BHR-4RV本体の赤いエラーランプが5回光る=IPアドレスが重複している場合:ボクの場合は、
192.168.24.1:CTUのLAN側IPアドレス
192.168.24.60:BHR-4RVのWAN側IPアドレス(CTUからの自動割り振り)
192.168.24.100:BHR-4RVのLAN側IPアドレス(BHR-4RV自身で設定)
と、IPアドレスが重複していないはずの状況でも、このエラーが発生しました。
解決方法は、BHR-4RVのLAN側IPアドレスを192.168.
12.1と、3つ目の数字を別のものに設定することでエラーを解消できました。
つまり、
192.168.24.1:CTUのLAN側IPアドレス
192.168.24.60:BHR-4RVのWAN側IPアドレス(CTUからの自動割り振り)
192.168.12.1:BHR-4RVのLAN側IPアドレス(BHR-4RV自身で設定)
ってカンジ。
このIPアドレスの変更に伴い、BHR-4RVの下にくっつくPCのIPアドレスも192.168.12.*に直さないと、BHR-4RVにアクセスすることが出来ませんので注意。
・CTUの設定画面に辿りつけない場合BHR-4RVの下にPCをつなげちゃうと、CTUの設定が出来なくなります。
CTUの設定をしなおしたい場合には、CTUに直接PCをつなげなおしましょう!
このときCTUのIPアドレスと、PCのIPアドレスの3つ目の数字までは同じもの(多分192.168.24)にしないとつながらないので注意。
・
その他なんか知らないがつながらない場合エラーランプが光っていないか確認。光っていれば、↑に書いたやり方を試してみる。
それでもだめ?
…頑張れ!
ダメ?
一旦頭を冷やしてから、やり直そう。
それでもダメ?
カレーでも食ってフテ寝だ!うわーん。
ってことで、今日の記事ではVPNをやる準備どころか、これまでどおりのインターネット接続が出来るレベルになっただけです。
次回以降、WOLの設定、DNSの設定、VPN接続、VNCの使い方とか、書いてみる予定。
こちらのブログのおかげで自分も設定出来ました。
同じ構成で設定しようとしたので私も苦労しました。
私がハマったのはCTUにポート解放の設定をしていると
BHR-4RVからPPPoE接続が出来ないと言う現象が起こりました。
このブログが無いと自分では無理だったかもで、お礼のコメントを書かせてもらいました。