先日導入したハイビジョンキャプチャカードPV4を他のPCに移植して色々いじっていたので、その報告。
PC環境
OS:Windows XP Home
CPU:Athlon 64 X2 5000+
メモリ:2GB
マザー:ASUS M2A-VM(AMD 690G/SB600チップセット)
サウンド:ONKYO SE-200PCI
HDD:Mactorの500GB。SATA接続。
前回と同様MictoATXでPCIスロットはサウンドカードと合わせて2本全てが埋まった状態となった。
さて、PV4での取り込み時には水平画素数を指定するが、デフォルトでは960になっている。
フルハイビジョンを余すことなく取り込みたいので、コレを1920と設定してやると、ボクの環境ではPCIの帯域が足りないとやらのエラーが出て録画が止まります。
試しにPVアプリケーションの設定からステータスにメモリ使用量を表示させて観察すると、水平画素数を低く設定した場合には0から1%で止まっている。
しかし1920に設定したとたんメモリ使用量が右肩上がりに上昇する。
100%を超えると再び0に戻るのを繰り返す。
ここでいうメモリとはどこの部分を指しているのかいまいち不明だが、PV4からPCIを通して動画データを送信する手前のキャッシュメモリのことではないかと思う。
PCIが混雑していて動画データをリアルタイムに送りきれない部分が一時的にキャッシュメモリに蓄積され続け、最終的にキャッシュメモリがあふれてしまい、エラーが吐き出されるのであろう。
ここでどうしたものかと色々試した結果、録画中は「モニタ時に音声を出力する」のチェックを外すことによって、正常にキャプチャできることが判明した。
ボクの使用しているサウンドカードはオンキョーのSE-200PCIであり、ネット上での情報からコレに使用しているEnvyチップがPCI帯域を相当使用することからPV4の使用には適さないということが分かった。
録画中音声が聞こえないというのは致命的ではないが、気分は悪いので、何とかならないものかと、PVアプリケーションやサウンド関係の設定をいじって試してみた。
以下はいじった設定である。
・SE-200PCI関係
サンプリングレート:44.1kHz,48kHz,Auto
チャンネル数:2,2+2,6
デジタル出力:あり、なし
録音入力:あり、なし
・ウィルスソフト
avast:常駐あり、なし
・システムのオーディオ設定
オーディオアクセラレータ:最大、標準、基本、なし
サンプルレート:最高、標準
結局、すでに述べたように僕の環境では「モニタ時に音声を出力する」のチェックを外す以外の解決策は見つけられなかった。
あ、SE-200PCIを物理的に引っこ抜けば録画できたことを付記しておく。
ちなみにPCIレイテンシはBIOS上から128としている。(BIOS設定画面でCrtl+F1を押すことで隠しメニューを表示出来る)
それからハイビジョンソースとして使用することにしたD-VHSのVictor HM-DHX2がすばらしい機能を持っていることが判明した。
デジタルチューナーからiLink経由でHM-DHX2に入力したデジタル放送データをそのままD端子から出力することが出来るのだ。
外部入力チャンネルをうまい具合に設定すればよいだけだ。
しかもD端子からの出力にはあの「データ受信中です」という忌々しいメッセージは表示されないのだ!
先日の記事を作成した段階では、一旦D-VHSテープに録画しておいて、それを再生しながらPV4で取り込むしかないと思っていたが、一旦録画するという作業は必要ないのである。
すばらしい。
というか、パナソニック製デジタルチューナの腐れ仕様がなければもっと楽できたはずだが。
これで何とかキャプチャする環境は出来た。
後はエンコードの仕方が大問題である。
Aviutlでフィルタをかけまくったところ、実時間の8倍ぐらいエンコードに時間がかかって泣きそうになった。
クアッドコアのCPUが欲しいところだ。
ちなみにアマゾンで普通にPV4を買える。
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当ブログのPV4関連記事は以下の通り。
ハイビジョンキャプチャカードPV4導入PV4での1920×1080取り込みPV4からAviUtlでエンコードパソコンのサウンド強化については
パソコン音質向上研究所に詳しい。