1.背景ボクは健康のために野菜ジュースを飲んでいる。
野菜ジュースを選ぶに際して気を付けているのは、果物が入っているのではなく、100%野菜のモノであることだ。
果物が入っていると甘くて美味しいんだけど、糖分が多いせいでカロリーが高くなっちゃう。
健康のために飲んでいるのに、カロリー過多になってしまっちゃ本末転倒だ。
あと、食塩無添加のものを選ぶ。
塩が入っていると高血圧的に良くないというのと、単純に塩味の野菜ジュースが嫌いだという理由だ。
そんなわけで、フルーツが入っていない野菜ジュース(食塩無添加)ばかりを飲んでいる。
甘くなくても、まあそれなりに美味いし。
ところが、最近は野菜ジュースといっても、甘い人参や甘いトマトを使って、やたらと甘くて美味い野菜ジュースが登場してきている。
具体的には、カゴメの「野菜一日これ一杯」だ。
これがまた、普通に果物ジュースを飲んでいるみたいに甘い。
そして美味い。
こりゃいいや!
2.目的でも、ここでふと疑問に思う。
果物が入っていない「野菜一日これ一杯」が、これだけ甘いんじゃあ、カロリーがずいぶん高いんじゃない?
【野菜=カロリー控えめ】、【果物=カロリー多い】ということを漠然と思っていたけど、それは正しいのか?
野菜100%ジュースだからといって、無条件で選択して良いのだろうか?
逆に野菜果物ジュースの方が、カロリーが低い場合だってあるんじゃなかろうか?
というわけで、今回は野菜ジュース、野菜果物ジュースのカロリーを始めとする栄養成分について調査比較してみる。
3.調査方法調査対象は、野菜ジュース、野菜果物ジュース、さらに参考として果物ジュースとする。
野菜ジュースは、伊藤園の「
1日分の野菜」および「
ぎっしり15種類の旬野菜」、カゴメの「
野菜一日これ一杯」および「
野菜ジュース」、デルモンテの「
野菜ジュース」および「
食塩無添加野菜ジュース」とする。
野菜果物ジュースは、伊藤園の「
緑の野菜モロヘイヤ&果物ミックス」、カゴメの「
野菜生活100オリジナル」とする。
果物ジュースは、カゴメの「
100CANアップル」とする。
各メーカのHPにて、栄養成分表示を調査する。
調査対象成分は、エネルギー[cal]、タンパク質[g]、脂質[g]、糖質[g]、食物繊維[g]、ナトリウム[mg]とする。
メーカによって表示単位が違うが、100g当たりの表示に統一する。
ml単位で表示されている場合は、1[ml]=1[g]として換算する。
栄養表示が範囲を持って表示されている場合は、最小値と最大値の平均値を採用した。例:0.7~3.1[g]の場合は、(0.7+3.1)÷2=1.9[g]とした。
アマゾンで販売価格を調査し、100g当たりの価格に換算する。
販売価格は日によって変動する。
価格調査日は平成24年2月26日である。
4.調査結果まずは調査結果をまとめた表が、↓これだ!
表1 野菜ジュース比較表(クリックで拡大)

まあ、この表を見てもらえばそれで終わりっちゃ終わりなんだけど…。
一番気になるカロリーについて抜き出してグラフ化してみよう。
グラフ1 野菜ジュース カロリー比較(クリックで拡大)
左の7つが野菜ジュース、その右隣りの2つが野菜+果物ジュース、一番右の1つが果物ジュースという並びになっている。
カロリーの面から見ると、野菜ジュースは2つのグループに分けられる。すなわち、20[kcal]付近の低カロリーのグループと、40[kcal]付近の高カロリーグループだ。
高カロリーグループの野菜ジュースには、ボクが先日飲んで「甘くて美味しい!」と感動した「野菜一日これ一杯」が含まれている。想像したとおり、カロリーが高いわけだ。
野菜+果物ジュースに注目すると、34[kcal]前後だ。
これは野菜ジュースの低カロリーグループよりも大きいが、野菜ジュースの高カロリーグループよりも小さい!
なんと、100%野菜ジュースを飲むよりも、野菜果物ジュースを飲んだほうが、カロリー的にはヘルシーである、という場合があるんだね!
果物ジュースに注目すると、45[kcal]と、やっぱり一番カロリーが高いという結果になった。
野菜ジュースの高カロリーグループの40[kcal]は、果物ジュースのカロリーに匹敵しているね。
次に、カロリーの元凶であろうと思われる糖質について比較する。
グラフ2 野菜ジュース 糖質比較(クリックで拡大)
糖質のグラフは、カロリー比較で示したグラフと同じような形になっている。
要するに、甘い→糖質が多い→カロリーが多い、という図式が成り立っているわけだ。
野菜100%だから糖質が少ない訳ではない。
人参とかトマトとかは、今じゃほとんどフルーツみたいに甘くて美味しい品種があるんだね。
次にナトリウムについて比較する。
要するに食塩がどれだけ入っているかを見るわけだ。
グラフ3 野菜ジュース ナトリウム比較(クリックで拡大)
ちょっと意外な結果になった。
ナトリウムが顕著に高いのは2つある。
カゴメの野菜ジュース、デルモンテの野菜ジュースは、食塩を入れているのが売り、というか、それぞれ食塩無添加野菜ジュースは別途売っているんだ。この2つはしょっぱい昔ながらの野菜ジュースなので、ナトリウムが多いのは納得だ。
意外なのは、伊藤園の「1日分の野菜」、カゴメの「野菜一日これ一杯」のナトリウムが妙に多いこと。
これは野菜ジュースの高カロリーグループの2つだ。
甘みを引き立てるために、塩を入れているんでしょうかね?
ちょっと、この2つはカロリーと食塩の面から見ると、積極的に摂りたくはないなあ。
あと、食物繊維を比較する。
カロリー、ナトリウムが低いから良い、という論理だと、薄い野菜ジュースが最強ってことになっちゃう。
食物繊維がタップリと入っていると、野菜分がいっぱい入っている、と言えないかな?
グラフ4 野菜ジュース 食物繊維比較(クリックで拡大)
うん、野菜ジュースの高カロリーグループは、食物繊維もたっぷり入っている。
ぎっしりといろいろ入っているから、カロリーもナトリウムも入っているだけとも言える。
他の野菜ジュースは割と横並びで、薄い野菜ジュースっていうのはないかもね。
気になる価格。
アマゾンでの販売価格から100g単価を出したんだけど、どれがお得なんだろう。
グラフ5 野菜ジュース 販売単価比較(クリックで拡大)
ボクが調査した時点では、食塩なしの野菜ジュースでは、伊藤園の「ぎっしり15種類の旬野菜」が100g当たり20円と一番安かった。
まあ、アマゾンの販売価格は常に変動しているので、買うときに価格を見てから計算すべきだ。
最後に全部まとめたグラフだ。
グラフ6 野菜ジュース 比較(クリックで拡大)
データが多すぎて何の意味もないグラフだ。
やれやれ。
5.結論結局、ボクは伊藤園の「
ぎっしり15種類の旬野菜」の12本セットを買って飲んでる。
野菜ジュースっぽくて美味いね。